住宅ローン金利は上がる?固定OR変動?
春のマイナス金利解除時された時と異なり、次の利上げ後には各銀行の間で
短期プライムレート(短プラ)引き上げが広がりそう
短プラ連動が一般的な変動ローン基準金利も上がる可能性が・・・
日銀の再利上げ時期に関して、市場で根強いのは9月(金融政策決定会合は19~20日)か
10月(会合は30~31日)との見方
7月30~31日の次回会合では国債購入減額の計画を決める予定で
金利引き上げの同時決定は混乱をもたらしかねないようで避けるとの予想が少なくない
ただ政治情勢も・・・秋には自民党総裁選が予定され衆院の解散・総選挙の可能性も・・・
政治と距離を置くべき金融政策を動かしにくくなるならば、7月に決める可能性も
経済データはどうか?7月会合時点では十分に出そろわないとの指摘が聞かれるも
日銀独自の調査やヒアリングでも情勢の変化は確認できているようで
賃上げを左右する経営者の物価観上振れや人件費の販売価格への転嫁進展が
6月の日銀全国企業短期経済観測調査(短観)で確認できたとの事・・・
7月の支店長会議でも「個人消費は全体として底堅く推移している」と報告されているよう
※(我が社と同様、価格転嫁せずに突き進む会社さんのほうが多いと思うのだが・・・)
こうなると、「利上げ時期のメインシナリオは9月との予測ですが
7月の可能性も低くはなく、いずれにせよ変動ローン金利引き上げが視野に
日銀は利上げで政策金利の誘導水準を0~0.1%程度から0.25%程度に
上げそうで変動ローンの適用金利(基準金利から優遇幅を差し引いた値)も
例えば0.4%程度が0.55%程度になる可能性が
もっとも新規に借りる人と異なり、既に借りている人は負担がすぐに増えるとは限らず
既に借りている人の適用金利見直しは4月と10月の半年毎で
返済への適用も7月と翌年1月にするケースが少なくないからだ(異なる対応の銀行もあり要確認)
日銀が7月に動いても影響が出るのは25年1月
また多くの銀行は毎月の返済額(元本と利息の返済合計)を5年変えないルールを採用
適用金利が上がっても返済額はすぐに変わらないのです
もっとも利息部分の比率が上がると元本が減りにくくなる点には要注意です
この見立てならば、変動と固定ローンの金利差は埋まりそうになく
変動型がおトクただ中立金利の推計値の上限は2.5%このくらいまで利上げするなら
固定で借りた方がおトクなのですが・・・
仮に変動で借りるにしても固定より返済負担が軽い分は、積立て投資等に振り向けるなどしておくのが賢明
金利が大きく上がった際に繰り上げ返済がしやすい準備も必要ですね
今後は「金利が上がる世界」の到来の影響を冷静に見極め
適切に備えるべきとありますが、自ら判断するしかありませんね
我々の先輩方の住宅ローン金利は5%前後だった事を思えば、上がっても低金利なのですから・・・
さぁ~新鮮な糸島の食材で本日は一杯やりますかね・・・