せっかく住まいを構えるならば、床材はどうする?
住まいの床材選びにおいて無垢の「広葉樹」「針葉樹」
「複合フロア(ノンワックス仕様)」は
それぞれにメリット・デメリットがあります。
比較してみましょう
🌳 【広葉樹】(例:ナラ、カエデ、チーク など)
✅ 長所
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硬くて傷がつきにくい
→ 重い家具やペットの爪にも比較的強い。 -
重厚感・高級感がある
→ 木目が細かく、落ち着いた美しさ。 -
経年変化が美しい
→ 長年使うと味が出るため、経年劣化ではなく「経年美化」に。
❌ 短所
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価格が高め
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やや冷たく感じやすい(冬場)
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硬いため足腰に負担がかかりやすい(立ち仕事が多い家庭では疲れやすい)
🌲 【針葉樹】(例:スギ、ヒノキ、パイン など)
✅ 長所
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柔らかく温かみがある
→ 冬でも素足で温かく感じる。転んでもケガしにくい。 -
軽くて施工がしやすい
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香りが良い(特にヒノキ・杉も落ち着く)
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価格が比較的安い(無垢材で無節は安くはないです)
❌ 短所
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傷がつきやすい・凹みやすい
→ 家具の跡がついたり、ペット・子どもの動きでダメージが目立つ。 -
汚れが入りやすい(木目が粗めで吸い込みやすい)
🏠 【複合フロア(ノンワックス仕様)】
表面に耐傷性や防汚性を持たせた化粧シートや塗装仕上げが施された、合板ベースの床材。
表面に本物を貼った突板タイプもあります
✅ 長所
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お手入れが楽(ワックス不要)
→ 表面コートが強いため、掃除機や水拭きでOK。 -
価格が比較的安定している
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色や柄のバリエーションが豊富
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傷・日焼け・水分にも強い製品が多い
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床暖房対応の製品もある
❌ 短所
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天然木に比べると質感がやや人工的(突板ならば質感良し)
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表面が剥がれると修復が難しい
→ 削り直し(サンディング)は不可の場合が多い。 -
安価な製品は耐久性がやや低い
🔍 目的別おすすめ
優先したい点 | おすすめ床材 |
---|---|
高級感・耐久性 | 広葉樹(無垢) |
温かみ・素足の心地よさ | 針葉樹(無垢) |
メンテナンスの楽さ・コスパ重視 | 複合フロア(ノンワックス) |
子育て・ペット対応 | 複合フロア or 針葉樹(やわらかく安全) |
将来的なリフォームも視野に | 無垢材(削って再生できる) |
🔧 まとめ
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「広葉樹」=高耐久・高級感・硬め(メンテナンス必要)
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「針葉樹」=柔らかく温かい・傷に弱い(ナチュラル派に)
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「複合フロア」=お手入れ簡単・コストパフォーマンス高い
我が家はチークの無垢材で1、2階共施工しています
現在築22年程ですが、傷だらけになりながらも
今も味わい深い色に変化していますよ
多機能な床材も増えていますので、先ずは手にとって感じとり
しっかり選択しましょうね~