屋根裏断熱、それとも天井裏断熱か?
屋根裏断熱(屋根断熱)と天井断熱(天井面での断熱)は
住宅の断熱手法としてどちらも採用されますが
それぞれに明確な利点・欠点があります。
比較して住まいづくり時の参考にしましょう。
✅ 屋根裏断熱(屋根断熱)
屋根の傾斜面に断熱材を施工する方法。
● 利点
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屋根裏空間も室内環境に近づく:
断熱ラインが屋根面になるため、小屋裏(屋根裏)空間も断熱され、温度変化が緩やか。 -
天井裏の温度上昇を抑えられる:
夏の小屋裏が高温にならず、エアコン効率が上がることも。 -
将来的に屋根裏を利用しやすい:
ロフトや収納、部屋として活用しやすい。
● 欠点
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施工コストが高くなる:
断熱面積が広くなるため、材料費や施工手間が増える。 -
施工が難しくなりやすい:
屋根形状によっては作業性が悪く、熱橋(ヒートブリッジ)のリスクも。 -
雨漏り時の影響が大きい:
屋根近くに断熱材があるため、水濡れによる劣化リスク。
✅ 天井断熱(天井面断熱)
室内天井の上、つまり屋根裏の床面に断熱材を敷く方法。
日本の戸建てでは最も一般的。
● 利点
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コストが安い:
屋根断熱に比べて施工面積が小さく、単純な構造で施工も容易。 -
施工がしやすい:
水平な天井面に断熱材を敷くため、作業が簡単で品質も安定しやすい。 -
雨漏りの際の影響が少ない:
屋根から距離があるので、断熱材への浸水リスクが下がる。
● 欠点
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小屋裏が高温になる:
夏は60℃を超えることもあり、屋根裏収納としての活用は困難。 -
配管や機器の性能に影響:
小屋裏に設置したエアコンダクトや配線が高温にさらされる。 -
天井点検口から熱気が入りやすい:
熱い空気が天井点検口を通じて室内に伝わりやすい。
🔍 まとめ比較
項目 | 屋根断熱 | 天井断熱 |
---|---|---|
初期コスト | 高い | 安い |
小屋裏温度 | 低く保たれる | 夏は非常に高温になる |
メンテナンス性 | やや低い | 高い(施工が簡単) |
ロフト活用 | しやすい | しにくい |
施工の難易度 | やや高い | 低い |
🏠 どちらを選ぶべき?
-
平屋の勾配天井、ロフトや屋根裏活用を考えるなら → 屋根断熱
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コスト重視、一般的な戸建て → 天井断熱
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寒冷地や高気密高断熱住宅 → 屋根断熱が有利になるケース多い
最後にどの断熱材・開口部を選択するかでも大きくかわりますね
我が家の断熱材は22年以上前のロックウール
アルミサッシは、どノーマルのペアガラスです
2階の一部屋だけは屋根断熱。
勾配天井があるのである。
それ以外は天井断熱なので
夏場に天井点検口から屋根裏をのぞくことは危険ですな
しかし、エアコンを27℃で冷房運転するだけで快適ではある
エアコン性能が大幅に違うのか?
今のお客様の住まいは、さぞ快適でしょうね
暑い夏を乗り切るためにも、熱いホルモン鍋で
スタミナ元気を付けますかね! 原口さ~ん
鍋のもとを仕入れねば・・・在庫ゼロである