玄関の敷台高さ
「玄関の敷台(玄関ポーチの上がり框までの中間ステップ)」の高さについて
200mm前後は一般的に妥当な高さといえますが
以下に理由と年齢層ごとの配慮を確認してみましょう
🔹【200mmが妥当とされる理由】
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JIS規格(建築設計基準)では、段差は200mm以下が望ましいとされています。
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一般的な住宅の玄関ポーチ(敷台)→上がり框までの高さは、ステップ1段=150〜200mm程度が多く、200mmを超えると上り下りに負担が出る傾向があります。
🔸【年齢層別の考慮点】
年齢層 | 配慮すべき点 | 200mmステップは? |
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子ども(幼児〜小学生) | 足が小さく、段差は低めが安心 | △:150〜180mmがベター |
一般成人 | 足腰が安定している | ◎:問題なし |
高齢者 | 膝の負担や転倒リスクに注意 | △〜◎:200mmまでなら許容範囲だが、手すり併用推奨 |
🛠設計上のポイントと代替案
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敷台を1段で200mmにするのはOKですが、可能なら150〜180mmに抑えると、よりバリアフリー性が高い。
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外部アプローチのスロープや段差を設計する際は、踏面(奥行)も広く取り、連続性ある動線にすると◎。
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手すりやベンチ壁を一緒に計画すると、年齢問わず使いやすい玄関になります。
✅まとめ
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高さ200mmは妥当だが、より優しい配慮なら180mm程度がおすすめ。
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幅広い年齢層への対応としては、段差を分ける(100mm+100mmなど)・手すりの設置などの工夫も検討すると安心です。
今から計画する建売住宅にも敷台を設けようと考えています
上記写真は糸島市二丈上深江の平屋玄関敷台の施工例です
こちらは燻煙杉浮造り加工なので肌触り良く心地よいですよ
建物は長く住まい器で、我々も歳を重ね体に変化が現れる事を
しっかり考えプラン計画して参りましょうね
奥行は300あれば良いですかね・・・