皆さんの寝室のライティングは如何ですか?

日本の寝室は確かに、全体照明が明るすぎる傾向があります。

蛍光灯やLEDシーリングライトを部屋全体に強く照らすことが一般的ですが、

これはリラックスに不向きです。

世界の多くの地域では、寝室の照明はもっと柔らかく、

層を作るように設計されていることが多いです。


■ 日本の寝室照明の特徴と課題

  • 全体照明(シーリングライト)頼り:部屋全体を明るく照らすことが前提。読書・メイク・着替えなどすべてを1つの光でカバーしようとする。

  • 色温度が高い:白っぽい昼白色〜昼光色(5000〜6500K)が多く、脳が「活動モード」になりやすい。

  • 調光・調色機能が未活用:搭載していても、使いこなされていないことが多い。


■ 世界の寝室ライティングの傾向(特に北欧・欧米)

  • 多灯使い:天井照明に加えて、ベッドサイドランプ、間接照明、フロアランプなどを使い分ける。

  • 暖色系の光(2700K前後):リラックスを促す電球色が基本。

  • シーンに応じた照明:読書、リラックス、入眠準備、それぞれに適した照明を使う。


■ 理想的な寝室のライティング案

以下のように**「光の層」を意識**すると、快適な空間になります。

1. ベースライト(基本照明)

  • 暖色系のシーリングライト、または間接照明。

  • 明るさは控えめ(500〜800lm程度)。

  • 調光・調色機能付きがベスト。

2. 間接照明

  • ベッドのヘッドボード裏、壁面、棚の下など。

  • 光源が見えないようにして、柔らかく空間を照らす。

  • リラックス効果が高い。

3. タスクライト

  • ベッドサイドの読書灯やスタンドランプ。

  • 目に優しい色温度(3000K程度)。

  • 自分の手元だけを照らす、指向性の高いライトが理想。

4. アクセントライト(おしゃれ要素)

  • キャンドル風ライト、小さな間接照明、フェアリーライトなど。

  • 雰囲気作りに効果的。


■ 実践的なアドバイス

  • 夜は暖色系で「目と脳を休ませる」:就寝の1時間前からは3000K以下にする。

  • 調光タイマーの活用:自動で徐々に暗くなる機能は入眠をスムーズにする。

  • 寝室には「明るすぎる照明」は要らない:リラックスと睡眠のための空間である事を最優先に。


まとめ

日本の「明るい寝室」は、生活動線には便利ですが、

「睡眠環境」としては不向きです。

世界のトレンドを参考に、

多灯・暖色・調光を意識すると、

心地よい寝室が作れます。

チト、照明器具代や配線、調光器とコストは上がりますが

次に日への活力に繋がりますので、是非取り組みましょうね

 

あっ、スタンドを使うのも手ですが、お掃除をこまめにしないと・・・